2024年06月18日
糸状乳頭の白い点と誤解されがち
舌苔がない状態だと、舌の表面には無数の小さな白い点と、それより大きな赤い点がポツポツと見えます。
それぞれ舌乳頭の一類で、白い点は「糸状乳頭」、赤い点は「茸状乳頭」といいます。糸状乳頭は表層が角質化しているので白く見えます。
時々、糸状乳頭の白い点を舌苔と勘違いして、「ちゃんと舌の汚れを落とさなきゃ!」と歯ブラシでゴシゴシと磨いてしまう方もいらっしゃいますが、それは良くありません。舌を傷つけて、出血による口臭が生じたり、味覚に影響してしまう恐れがあります。白い点が見えるのなら、舌苔はできていないと考えていいでしょう。