2021年03月09日
年齢によるお口の中、生活環境の変化によってムシ歯のリスクは変動します。
乳児期:乳歯が生え始める、離乳食が始まる、未成熟なエナメル質や唾液腺
幼児期:乳歯が生えそろう、親の唾液からムシ歯菌が感染しやすい、親と同じものを食べ始める
乳幼児期のムシ歯の予防には、フッ素塗布や歯の溝を塞ぐシーラントが効果的です。
学童期:永久歯が生え始める、乳歯と永久歯が混在した凸凹な歯並び、自分で歯磨きをするようになる
思春期:永久歯が生えそろう、お小遣いで買い食いができる、成長ホルモンの変化で歯肉炎が増える
学童期や思春期は、生活環境や食習慣の変化で、ムシ歯になる確率が高くなります。
成人期:歯質が成熟する、働き盛りで歯科医院に通院する時間がない、たばこやお酒がOKとなる
妊娠期:唾液のpHが低下、内分泌機能の低下、ホルモンバランスの変化により歯肉炎になりやすい
高齢期:歯質の衰えが見られる、歯肉が痩せて歯の根が見える、生活習慣病が増える、唾液分泌量や咀嚼機能の低下
成人期や高齢期は、これまでの生活習慣や歯のケア不足が原因で、歯の喪失率が高くなります。
それぞれのライフステージに合わせたムシ歯予防をしていくことがとても重要です。
自分が今どのステージで、どのようにしたらムシ歯や歯肉炎・歯周病を予防できるか考えてみましょう。